いろいろな環境問題への答えにたどりつくには、長い時間が必要です。
大人たちから子供たちへとバトンタッチしながら、人々が積み上げてきた知恵を集めて、自然といっしょに仲良く、くらしていけるようにしなければなりません。
新型コロナウイルスが世の中をかき回していますが少し立ち止まって、環境問題への取り組みが、まだまだうまく行っていないことを、自分のこととしてもう一度考え、明るい未来を子供たちの世代に伝えるために、「おもしろ環境まつり」を開催しようと考えました。
会場は6つのテーマがあります。
「エネルギー」、「食べものと水」、「資源循 環」、「生物多様性の保全(生き物と仲良く暮らしていけるようにするための生物多様性保全)」、 「気候変動対策」そして「防災(気候災害への対策)」の6つです。
これまでの環境を保ごする活動の多くは「がまん」と「お金のかかるしくみ」が中心でしたが、「おもしろさ」や「楽しさ」、「工夫」を通じて環境を保ごする必要に気づき、環境を安全に保つしくみを新しく考えたり、決まりごとをつくっていくことを、もりあげていきたいという思いを込めています。
押しつけではなく子供たちが自分から「環境を安全に保つことは当たり前」と思える未来をつくっていくため、ともに楽しみながら環境を安全に保つことへの理解を深められるコンテンツを求めることをめざします。
また、子供たちが地元和歌山でくらし続けたいと思える和歌山の魅力を伝えることも行います。
民間の会社や、県や市町村の役所の取り組みだけでなく、市民の草の根の活動が集まって、和歌山で始まっている環境を安全に保つ取り組みを子供たちに知ってもらい、心に残してもらえるように工夫を考えていきます。